ピア・サポーター修了

 2月16日、ピア・サポーター養成上級講座を受けてきました。基礎編から初めて、初級、中級、上級とすべての講座を受けた生徒は5名です。心理学を学びたいという生徒もいれば、人間関係を学びたいという生徒もいました。

 ピア・サポーターの「ピア」とは、「仲間・同じような立場の人」といった意味で、「サポート」は「支えあう・助け合う」という意味です。学校にあるさまざまな問題を解決するには、生徒同士で話し合い、支えあっていくことでうまくいくことがたくさんあります。特に人間関係や個人的な悩みなどを友達に相談す
ることが多いというアンケートの結果もあります。
 ピア・サポーターとは生徒同士の話し合いや支えあいをより良いものにしていくトレーニングを受けてサポート活動をする人のことです。この講座はすべて、日本ピア・サポート学会認定のプログラムによって行われていましたので、生徒は資格申請に進むことができます。

 気を張らずに自然と、生徒が生徒を助け支えることは理想の一つです。講座を修了した生徒たちは、よりよい学校生活を送る上で欠かせない存在となるでしょう。

キャリア・メンタリング

 今回のプログラムは、「社会人の方とお話しして、自分の将来について考えよう!!」というものです。

 この企画は、公益社団法人ジュニア・アチーブメント日本が主催する「JA Quick Mentoring」というプログラムに参加をするという形をとっています。ANAインターコンチネンタルホテル東京など超一流ホテルを展開する「IHG・ANA・ホテルズグループジャパン」の社員の方々にも協力していただきました。

 赤坂のインターコンチネンタルホテルの雰囲気に圧倒され、はじめは緊張していた生徒たちでしたが、おいしい茶菓子や社員の方々のリードで、徐々に和んでいきました。

 ホテルでの懇親の後は本社に移動して、生徒と社員がペアになって、色々な社員の方と、大学のこと就職のこと将来のこと、様々なことを意見交換しました。

 生徒たちは、多くのことを学び、発見し、将来についての考えを深めた様子でした。

学校マップ&東串良

 6月27日(木)に、学校マップ作成の打ち合わせを行いました。
 学校マップとは、文字通り学校周辺の地図です。A4を三つ折りにする地図に、地域のおすすめを紹介するガイドマップのようなものです。学校案内の資料となりますが、今回、生徒が「つくってみたい!」と声をあげてくれたので、生徒主導で進めています。もちろんKSPの活動ですので、SDGsの観点から、京華女子と地域を掘り下げて、学校マップに落とし込んでいきたいと思います。
 さらにこの日、地方経済の活性化を促進する「東串良SUMOU!!チャレンジ」に申し込んだ生徒も、初の打ち合わせを行いました。目指すは、鹿児島県東串良町でのプレゼンテーション。地元の皆様に聞いてもらうためにがんばります。

カードゲームで学ぶSDGs

 7月23日(火)に、聖パウロ学園高等学校と合同で、SDGsを学ぶカードゲームを行いました。
 まず、ゲームの前にファシリテーターの方からSDGsとはどういうものか、概略を説明していただき、その後実際にカードゲームを行いました。初めて会う生徒と班を組むところが多かったのですが、そのようなことを感じさせないくらい盛り上がり、自分たちの目標を達成するために別の班と交渉しながら、ゲームを進めていきました。最後には振り返りを行い、SDGsの本質ともいうべき、「すべてはつながっている」ということを様々な角度から教えていただき、また、気づかせてもらいました。
 自分の行動がSDGsに関わっているということをカードゲームを通して体験でき、多くのことを学ぶ事ができました。

ピア・サポーター養成講座

 6月16日(日)、「ピア・サポーター養成トレーニング」の基礎講座に有志生徒が参加しました。
 ピア・サポーターとは、生徒同士の話し合いや支え合いをより良いものにしていくトレーニングを受けて、サポート活動をする人のことです。将来心理学を学びたい生徒が中心となって参加し、志を同じくする私学の生徒と一緒に学びました。
 各種アイスブレイクを行って打ち解けながら、クラスでの声かけをするにはどうしたらいいかをロール無礼などを行いながら体験し、友だちとのつきあい方の基本的なことを実践的に学びました。
 今回は基礎講座でしたが初級、中級、上級と継続して学び、ピア・サポーターの資格取得を目指していきます。

かのや100チャレ始動

 6月15日(土)に、KSPのメインプログラムとなる、「かのや100チャレ」(首都圏の中高生が考える『鹿児島県鹿屋市が抱える100の課題』チャレンジ事業)のキックオフ説明会を行いました。
 「かのや100チャレ」の運営主体であるシーズプロデュース株式会社の代表取締役である柳生様から直接、鹿屋市が抱えるいくつもの問題と、生徒だからできる解決策についてお話いただきました。
 また、昨年度「かのや100チャレ」で最優秀賞を受賞した京華中学・高等学校の齋藤君に、男子校での具体的な取り組みを発表してもらいました。鹿屋市の名産品も紹介され、その一つであるお茶を試飲しました。
 「課題を特産品にする」という鹿屋市に色々刺激を受け、生徒は意気込みを新たにしていました。SDGsを学びつつ、地域の活性化にも貢献していきたいと思います。

工場見学で学ぶSDGs

 KSP記念すべき第一回目のプログラムは工場見学です。6月9日(土)に、株式会社武蔵野の埼玉工場を見学させていただきました。同じくSDGsを学んでいる、聖パウロ学園高等学校の生徒も一緒です。

 工場見学の目的は、SDGsの17の目標のうち、「8 働きがいも経済成長も」「12 つくる責任 つかう責任」「15 陸の豊かさも守ろう」を学ぶことにあります。

 まず会社のPRビデオを見せていただいたのですが、なんと、武蔵野さんは、おにぎりのご飯と海苔を別々に包装するアイデアを生み出し、世に広めた会社でした。そして、おにぎりの「ツナマヨ味」を初めて世に出した会社でもありました。驚愕の事実にテンションが上がります。

 その後、異物混入を防ぐため作業着に着替え、60分近く工場内を見学しました。安心・安全なお弁当をつくることに真摯に取り組みつつ、ゴミを減らすことにも同じくらい注力している様子や、機械が自動でおにぎりをつくっている様子、実際に炭火で食材を焼いている様子、何人もの方が協力して一つのお弁当を仕上げている様子など、実際に見てみないとわからないことをいくつも体験できました。

 見学の後は会議室で食品ロスの問題など活発な質疑応答をはさみ、SDGsについてご説明していただきました。さらに、社内研修で用いているというカードゲームを、社員の方も交えて体験させていただきました。初対面ということが気にならなくなるくらい熱中でき、SDGsについて理解が深まりました。

 最後には、埼玉工場でつくられた出来たてのお弁当をお昼ご飯にいただきました。実際に製造しているところを見た後なので、おいしさも格別です。

 大変充実した内容で、楽しみながら実感を持ってSDGsを学ぶことができました。今後も続けていきたいプログラムです。