フードドライブ実施

 令和4年7月下旬、フードドライブを行いました。

 恒例となりつつありますが、京華女子では期末考査期間中に未利用食品を集め、文京区役所に寄付をするというフードドライブを毎年行っています。尾をひいているコロナ禍の生活不安に加えて、ウクライナ問題や物流コストなどによる物価高騰など、生活環境は悪くなっています。本当は毎月のように実施したいのですが、各家庭に眠っている未利用食品にも限りがあるため、学期に一回としています。

 今回は、およそ100点の未利用食品が集まりました。過去にない規模といってもいいでしょう。毎回のように寄付してくださるご家庭があれば、保護者会の時に持って来てくれる方々もいらっしゃり、フードドライブが根付いているように感じられます。さらに今回は、卒業生からも未利用食品の寄付があり、「卒業しても皆の役に立ちたい」という熱い気持ちに心をうたれました。

 一日では持っていくことができず、文京区役所には二日に分けて持ち込みました。日の照る中、破けそうになった紙袋をかかえていくことは大変でしたが、その分だけ、多くの人の助けとなることを実感しました。

 次回は、二学期末に行う予定です。

SDGsカードゲーム開催

 令和4年6月18日、SDGsを学ぶためにカードゲームを行いました。二年前と同じく、プロコーチの赤塚丈彦先生をファシリーターとしてお迎えし、仮想世界での行動を体験しました。

 今回は、京華商業高校とのコラボレーションとなりました。京華女子、京華商業あわせて、34名もの生徒が集まり、定員ギリギリの開催でした。今まで以上に活気のあるものとなり、生徒は自分の行動一つ一つが、世界に影響を与えていくのだということを実感しました。また、京華商業との開催により、価値観の違う、あるいは、つきあいのない国や地域が手を取り合って問題解決することの難しさも同時に体験しました。以下、生徒の感想を紹介します。

「今回のカードゲームを通して何か一つを成すということは他を切り捨てなければいけないということや自分の利益ばかり主張していては全体の目的にはつながらないということに気付きました。未来世代に負担させないためにも私たち現在世代が互いに尊重してこのプロジェクトに取り込まないといけないと思いました」

「自分の利益だけを考えるのではなく、周りと協力する事で社会や環境、経済をバランスよく保つ事ができるという仕組みが今後社会に出た時に役に立つのではないかと感じました」

「自分達の一時的な目標に達成した時にまだ達成できていない所や人が居ればその人たちのサポートができる人、自分だけを考えるのではなく、周りをみて行動できる人になりたいなと思いました」