書き損じはがき回収

 募金活動で協力をしているCIESFが書き損じ葉書の回収をしていることから、KSPも書き損じ葉書の回収に協力しました。

 年賀状の書き損じがあるのではという狙いのもと、お年玉付年賀はがきの当選発表日である1月16日(日)の翌日、17日から一週間の期限を設け、集めました。もちろん、集めるものは書き損じの年賀状だけでなく、未使用のはがき、切手も対象としました。

 全国的に年賀状の発行枚数が減少している(2021年用年賀はがきの発行枚数は前年比約17.4%減、2022年用年賀はがきは、同約10.6%減)ため、全校生徒に声をかけたものの、それほど集まるとは思っていませんでした。ですが、今年用の年賀状だけでなく、家に眠っていた昔の書き損じはがきを持って来てくれるケースが多々あり、

  • 往復はがき:3枚
  • 50円はがき:61枚
  • 52円はがき:195枚
  • 62円はがき:240枚
  • 63円はがき:147枚
  • 切手   :1970円

と、予想以上の量が集まりました。

 全てCIESFに寄付したところ、34,389円になったとのご連絡がありました。カンボジアの教育支援につながる寄付ですので、今後とも続けていきます。

フードドライブ(二学期)

 令和3年12月20日(月)、フードドライブを実施し、学校内で集めた未利用食品を文京区役所に持って行きました。

 今回は二学期末考査期間中や学級会などで回収を行いました。一学期はあまり集まらなかったものの、二学期は回収ボックスが満杯になる日もあり、また、学級会に保護者の皆様が持ってこられたこともあって、多くの食料品が集まりました。

 乾麺やレトルト、お菓子、砂糖など幅広い食料品がおよそ60点。紙袋に詰め替えると四袋になり、かなりの量だということが実感できました。二人いれば運べたときもありましたが、さすがにそうはいかず、生徒三名、教員一名で文京区役所まで運びました。区役所では職員の方に賞味期限を確認していただき、無事全品寄贈することができました。

 次回は三月に実施予定です。引き続き、ご協力お願いいたします。

カンボジアの教育支援のお手伝いを行いました(募金報告)

 令和3年10月26~28日に行った募金活動ですが、皆様のご協力により、13,464円集まりました。ご協力ありがとうございました。

 カンボジアでは一本のペンが10円であることから、「あなたの10円で、世界を救う」を合い言葉に3,000円を目標額としていました。ですが、それを大きく上回る成果となりました。

 募金期間中は小雨が降っており、小銭が出しづらい状況でした。それでも、たくさんの生徒が面倒をいとわず募金してくれました。また、募金は朝だけ受け付けていたのですが、わざわざ昼休みに職員室に来て「募金をさせてください」と頼む生徒も出てきました。生徒だけでなく、「カンボジアに支援をしたい」といって募金をしてくれる先生方もいらっしゃいました。

 皆様のご協力のもと集まったお金はCIESF(シーセフ)に届け、シーセフ リーダーズ アカデミー(CLA)のクラウドファンディングの一部として、カンボジアへの教育支援の資金にしてもらいました。以下、CIESFからのお礼の手紙の一部を掲載します。

 カンボジアは2020年3月から全土で学校休校、内再開できたのは2か月弱でした。12歳以下のワクチン接種も進み、この11月より徐々に再開し始めています。CLAも11月10日に再開し、給食やバスの禁止など様々な制限がありますが、子どもたちと実際に顔を合わせて一緒に学び合えることがこんなに貴重なことなのだということをスタッフ一同噛みしめています。
 友だちや先生との再会、久しぶりの教室、新しい備品に子どもたちは目を輝かせていました。
 また成果報告書等でご報告させていただきます。引き続き感染対策等気を引き締めながら、子どもたちが楽しく、豊かで、自由な学びを実現できるようにスタッフ一同精進してまいります。 

 また、CIESFの情報誌「タイム」にもKSPの活動を掲載していただきました。こちらからご覧ください。

 カンボジアの教育は続いています。KSPの募金活動も一回で終わりではなく、継続して行い、カンボジアへの教育支援を行っていきたいと考えています。ご協力、よろしくお願いします。

協力! アイシティ eco プロジェクト

 令和3年11月26日、アイシティ巣鴨店様に、コンタクトレンズの空ケースを届けてきました。

 京華女子では今年の6月より、コンタクトレンズの空ケースを回収しています。キリンビバレッジの資源回収のセミナーを受けて、実際に地球環境を守るための行動を起こしているのです。

 ご協力いただいているアイシティ(HOYA株式会社 アイケアカンパニー)のホームページによると、使い捨てコンタクトレンズの空ケースは、メーカー問わず全てポリプロピレンで作られており、非常にリサイクルに適しています。リサイクルによって再資源化された安価な材料は様々な製品に生ま変わり、CO2排出量の削減につながります。

 コンタクトレンズ回収にあたり、左の回収容器を各クラスに設置しました。

 500mlのペットボトルと同じくらいのサイズですが、一週間経つと満杯になるクラスも複数ありました。最初は物珍しさから入れているのではと思っていたのですが、一カ月経ち、二か月経っても、入れる勢いは変わりません。しまいには、回収容器から空ケースがあふれだし、職員室にある大型の回収ボックスに入れに来る始末です。楽しみながら全校生徒が進んで取り組んでいることがうかがえました。

 約半年経ち、45Lのゴミ袋2つが満杯になったため、アイシティ巣鴨店様に引き取っていただく運びとなりました。お忙しい中の来訪にもかかわらず、スタッフの皆様には丁寧にご対応いただき、生徒達は大変喜んでおりました。取り組みが形になり評価されるというのは、いいものですね。今後もコンタクトレンズ空ケースの回収は、継続して行っていきます。

かのや100チャレ本選 優秀賞受賞!!

 令和3年11月6日(土)に、鹿児島県鹿屋市にて第8回かのや100チャレ(全国の中高生が考える鹿屋市が抱える100の課題チャレンジ事業)の本選審査会が行われました。KSPからは高校二年生4名(平川怜、齊藤美羽、松本久麗々、品川楓佳)でつくったチーム、ハッピーポンコツが出場し、優秀賞(全国2位)を受賞しました。一次予選の記事はこちらをご覧ください。

 発表テーマは「自分たちの修学旅行をプロデュース!」で、平和学習や食育などを目的とした、鹿屋市だからこそできる修学旅行のプランを考え、プレゼンテーションを行いました。

 一次予選では修学旅行の継続性に問題があり、そこが最大の弱点だとわかったため、一カ月かけてチームで練り直しました。そして、一回の修学旅行では終わらずに、鹿屋市との関係性を長年にわたって維持し続ける、持続可能な修学旅行のプランを考え出しました。

 本選審査会には鹿屋市長を始め、副市長や教育長も審査員としていらっしゃり、緊張した中での発表でした。ですが、持ち前の笑顔と明るさで乗り切り、質疑応答の中で「プレゼンテーションの巻き込み方が見事だった」というお褒めの言葉をいただくことができました。

 アイデア、プレゼン、質疑応答の受け答えがそろって、優秀賞受賞につながったのはと思います。鹿屋市でしかできない、かつ、長年にわたって関係を持続できる独自のアイデア、緊張しつつも自分たちの強みを活かしたプレゼン、人柄がにじみ出るような質疑応答の受け答え。何かが欠けていては届かず、すべてそろっていたから受賞できたのでしょう。支えてくださった皆様にこの場を借りて御礼申し上げます。

 翌7日は事務局の案内で市内視察に参加しました。自分たちが考えたプランにも出てくる施設に実際に立ち寄ることによって、イメージと現実を結びつけるという、得がたい経験を積むことができました。事務局の皆様、鹿屋市役所の皆様、このような機会をご用意くださり、誠にありがとうございました。

 かのや100チャレはKSPの柱となる活動です。来年度は最優秀賞目指して頑張ります。

持続可能な教育を!!

 KSPは 6月から公益財団法人CIESF(シーセフ)の活動をお手伝いしています。その中で、教育が何よりも大事だと学び、募金による支援を行うことを決めました。

 子ども達が教育を受ければ、未来の地球のことを考えるようになります。そして、成長した子ども達がリーダーになれば、さまざまなことに可能性が広がります。

 例えば、医師になって地域の医療に貢献したり、教師になって質の高い教育を広めたり、政治家になって紛争や戦争をなくす行動をしたり。未来のスティーブ・ジョブズも出るかもしれません。それらはすべて、教育を受けるところから始まります。

 ですが、カンボジアのように、教育を行う余裕がない国は多くあります。すべての国に手を差し伸べることは残念ながらできません。そこで、シーセフが行っているカンボジア教育支援と歩調を合わせ、カンボジアへの支援を行いたいと考えています。皆さんからの寄付により、例えば
 ・10円で1本のペンを届ける
 ・12,000円で子ども達に20冊の絵本を届ける
 ・36,000円で園庭に固定遊具を置くことができる
 ・60,000円でICT教育に必要な通信費を届ける
ことができます。集まったお金は、シーセフを通じてカンボジアを助ける原資となります。

 募金活動は、10月26~28日の8:00~8:20、正面玄関にて行います。学校関係者の方は是非ご協力をお願いいたします。

かのや100チャレ 本選出場決定!!

 令和3年8月29(日)に行われた第8回かのや100チャレ一次予選会にて、KSPの生徒が本選出場を果たしました! 鹿屋市に赴き、直接アイデアをアピールできるという、地域活性を志す上でまたとない機会を得ることができました。

 今年のかのや100チャレは、過去最多となる16校、42チーム、162名が参加し、鹿屋市から提示されたテーマについて、アイデアを競いました。京華女子からは10チーム、43名が出場しました。
 例年になくタイトなスケジュールで、7月中にエントリーを終え、8月19日が発表原稿提出の締切日でした。それぞれバスケットボールやバレーボールなどの部活動を行っていたため、練習や試合の合間を縫って、自分たちのアイデアを出し、まとめるという、多忙を極める中での活動でした。それもこれも、「将来経済を学びたい」「地域の発展に貢献したい」という、自分の進路や興味関心とかのや100チャレが合致したからこそと思います。

 予選通過チームは「自分たちの修学旅行をプロデュース!~afterコロナ/withコロナ時代の観光と旅行~」について発表しました。自分たちが楽しいと思える修学旅行とはどのようなものかということを基本にして、地域貢献と修学旅行の結びつきを考え、また、枠組みとらわれない自由な発想で「何ができるか」を常に問い続けていました。それが他のグループにはない独創的なアイデアとして結実し、評価されたのだと思います。

 本選出場は11月6日(土)。最優秀賞を目指してがんばります。

フードドライブ報告(一学期)

 7月28日(水)に、学校で回収した未利用食品を文京区役所に持って行くという、フードドライブ[家庭で余っている食べ物を学校や職場などに持ち寄り、それらをまとめて地域の福祉団体や施設、フードバンクなどに寄付する活動(セカンドハーベスト・ジャパンH.P.より)]を行いました。

 さすがに四回目ともなると、自宅に眠っている未利用食品が少なくなってくのか、今回はいつもよりおとなしめの量でした。

 ですが、フードドライブをきっかけに、支援が必要な人がいるということや、食品ロスの問題があることを、生徒一人ひとりが認識していくことが何より重要だと思います。

 文京区の寄贈先であり、フードドライブを行っているNPO法人セカンドハーベスト・ジャパンの方は、「コロナ禍によって明らかに食料をもらいに来る人が増えた」ということをおっしゃっていました。セカンドハーベスト・ジャパンには食料品製造会社や小売店からも寄付があるとのことですが、それだけでは同じような食品、同じ栄養価のものに偏ってしまうという問題もあります。そのため、少しの食料品であっても、フードドライブを行うことが必要と考えています。

 長期休暇の前にはフードドライブを行いますので、ご協力お願いいたします。

西原さつきさん講演会

 7月14日(水)、トランスジェンダーの西原さつきさんにLGBTQについて講演いただきました。

 西原さつきさんは俳優でありつつも、自分らしい生き方を手伝う「乙女塾 Project」の代表であり、NHKドラマ「女子的生活」ではトランスジェンダーの演技指導、アカデミー賞受賞作である「ミッドナイト・スワン」では脚本監修を務めるなど、多彩な活躍をされている方です。

 休み中にもかかわらず、約40名の生徒が集まり、熱心に西原さんの話を聞いていました。

 ご講演の後は、事前に集めた生徒の質問に丁寧に答えてくださり、何となくの理解ですませていたことや、実際にLGBTQの方と接したときにどう行動すればいいかということについて、しっかり理解することができました。

 質疑応答終了後も、残って西原さんに質問する生徒もおり、大好評のうちに終了しました。

コロナ禍にも負けずSDGs

 「京華女子でSDGsを学ぶ!!」という目的のために結成されたKSPも、今年で三年目を迎えました。

 体験を重視したプログラムを生徒に提供するため、コロナ禍のあおりを受け、昨年度は回数が多くはありませんでした。しかし、今年度はすでに三つのプログラムを実施しています。

 一つ目は、プラスチックの資源循環について、キリンビバレッジ株式会社の方に講演いただいたセミナーです。他校生徒約100名とともに、京華女子からも中高合わせて20人弱参加しました。オンラインの開催でしたが、活発な議論をすることができました。

 二つ目は、持続可能な社会の中で、どのように生きていくべきかを問うた講演会の開催です。講師には、一般社団法人ディレクトフォースから、一流企業の元役員の方々をお招きしました。トライアルの講演会ということで、講演が主でしたが、今後は講師の方と参加者でテーマについて議論を深めていく予定です。

 最後は、コンタクトレンズのプラスチックゴミ回収です。キリンビバレッジの資源回収のセミナーを受けて、何か行動を起こしたいという思いが生徒にあり、それを形にしたものです。中高全教室にコンタクトレンズの空きケース回収容器を設置し、職員室、保健室でも回収可能としています。校内には生徒が作成したチラシを掲示し、SDGsの機運も高めています。

 まだまだ多くのプログラムを予定していますので、「SDGsを体験して学びたい」という方は、是非KSPに参加してください。いつでもお待ちしています。