ピア・サポーター養成講座

 6月16日(日)、「ピア・サポーター養成トレーニング」の基礎講座に有志生徒が参加しました。
 ピア・サポーターとは、生徒同士の話し合いや支え合いをより良いものにしていくトレーニングを受けて、サポート活動をする人のことです。将来心理学を学びたい生徒が中心となって参加し、志を同じくする私学の生徒と一緒に学びました。
 各種アイスブレイクを行って打ち解けながら、クラスでの声かけをするにはどうしたらいいかをロール無礼などを行いながら体験し、友だちとのつきあい方の基本的なことを実践的に学びました。
 今回は基礎講座でしたが初級、中級、上級と継続して学び、ピア・サポーターの資格取得を目指していきます。

かのや100チャレ始動

 6月15日(土)に、KSPのメインプログラムとなる、「かのや100チャレ」(首都圏の中高生が考える『鹿児島県鹿屋市が抱える100の課題』チャレンジ事業)のキックオフ説明会を行いました。
 「かのや100チャレ」の運営主体であるシーズプロデュース株式会社の代表取締役である柳生様から直接、鹿屋市が抱えるいくつもの問題と、生徒だからできる解決策についてお話いただきました。
 また、昨年度「かのや100チャレ」で最優秀賞を受賞した京華中学・高等学校の齋藤君に、男子校での具体的な取り組みを発表してもらいました。鹿屋市の名産品も紹介され、その一つであるお茶を試飲しました。
 「課題を特産品にする」という鹿屋市に色々刺激を受け、生徒は意気込みを新たにしていました。SDGsを学びつつ、地域の活性化にも貢献していきたいと思います。

工場見学で学ぶSDGs

 KSP記念すべき第一回目のプログラムは工場見学です。6月9日(土)に、株式会社武蔵野の埼玉工場を見学させていただきました。同じくSDGsを学んでいる、聖パウロ学園高等学校の生徒も一緒です。

 工場見学の目的は、SDGsの17の目標のうち、「8 働きがいも経済成長も」「12 つくる責任 つかう責任」「15 陸の豊かさも守ろう」を学ぶことにあります。

 まず会社のPRビデオを見せていただいたのですが、なんと、武蔵野さんは、おにぎりのご飯と海苔を別々に包装するアイデアを生み出し、世に広めた会社でした。そして、おにぎりの「ツナマヨ味」を初めて世に出した会社でもありました。驚愕の事実にテンションが上がります。

 その後、異物混入を防ぐため作業着に着替え、60分近く工場内を見学しました。安心・安全なお弁当をつくることに真摯に取り組みつつ、ゴミを減らすことにも同じくらい注力している様子や、機械が自動でおにぎりをつくっている様子、実際に炭火で食材を焼いている様子、何人もの方が協力して一つのお弁当を仕上げている様子など、実際に見てみないとわからないことをいくつも体験できました。

 見学の後は会議室で食品ロスの問題など活発な質疑応答をはさみ、SDGsについてご説明していただきました。さらに、社内研修で用いているというカードゲームを、社員の方も交えて体験させていただきました。初対面ということが気にならなくなるくらい熱中でき、SDGsについて理解が深まりました。

 最後には、埼玉工場でつくられた出来たてのお弁当をお昼ご飯にいただきました。実際に製造しているところを見た後なので、おいしさも格別です。

 大変充実した内容で、楽しみながら実感を持ってSDGsを学ぶことができました。今後も続けていきたいプログラムです。