KSP活動報告

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今年も、かのや100チャレ

 夏です。かのや100チャレの季節がやってきました。ということで、今年も鹿児島県鹿屋市の政策課題を考える「かのや100チャレ」に参加しました。

 今回は精鋭2チームの出場です。発表用、そして展示用のポスターを準備し、会場に向かいます。発表の順番が22チーム中、2番と4番とかなり近いため、開会式直前まで原稿の確認、聞こえやすい読み方の練習など、準備に余念がありません。

 それぞれ、人口減少や若者が参画する機会の少なさを課題として考え、郷土郷里を食べ、同窓会を開催するイベントの企画や、若者世代が移住しやすいように郷土郷里を食べ、観光する企画を考えました。

 結果は残念ながら本選通過となりませんでしたが、あと一歩というところでしたので、参加生徒は手応えを感じていました。SDGsを日本語訳すると「持続可能な開発目標」となりますが、鹿屋市が持続していくためにはどうすればよいのかを考えることによって、抽象的なSDGsが身近な問題としてとらえることができました。

 

フードドライブ実施!

 今年もフードドライブを実施しました!

 全校生徒に未利用食品の回収案内を配布し、一学期末考査期間中や、PTA学級会の実施日などに未利用食品を持って来てもらいました。

 最初はなかなか集まらなかったのですが、三日目から徐々に品物が増え、途切れることはありませんでした。最終的には70点余りの品物が集まりました。

 今回も、集めた未利用食品は文京区役所に持っていき、特定非営利活動法人のセカンドハーベスト・ジャパンを介して、支援が必要な方々に届けてもらいます。毎年、高校三年生に対して、セカンドハーベスト・ジャパンの方に講演していただいたり、高校二年生には貧困をテーマに複数の科目で授業を行ったりしています。ですが、今回文京区役所に未利用食品を運ぶことに手を挙げてくれた生徒は高校一年生でした。そのため、区役所に持っていく前に、「どのような方々が食糧の支援を必要としているのか」「貧困とはどういうことなのか」ということなどを説明してから、持っていくことにしました。

 普段目には見えないけれど、支援を必要としている方々は、普通に存在しているということを知り、気持ちを新たに未利用食品を運んでもらいました。

 

書き損じはがき&コンタクトレンズ空ケース回収

 令和5年1月23~27日、書き損じはがきの回収と募金を行いました。昨年度も行いましたが、カンボジアの教育支援を行っているCIESFに寄付するためのプログラムです。

 最近は新年のあいさつをLINEで済ます生徒が多くなり、年賀状を書く生徒は少なくなりました。それでも、保護者の皆様の協力もあって、はがき293枚(17,617円分) 切手52枚(1,965円分) 募金3,243円を集めることができました。特に募金では高校三年生が積極的に「カンボジアの生徒のために」と協力してくれました。

 

 また、2023年2月15日には、約1年間かけて集めたコンタクトレン空ケースをアイシティ巣鴨店様に持っていきました。各クラスに500mlペットボトルほどの空ケースの回収ボックスがあり、さらに職員室と保健室には、大型の回収ボックスが設置されています。1年経つとこれらが満杯になり、45リットルのゴミ袋三杯分にもなります。これらを手分けして運び、再利用してもらうのです。どのくらい集めたかは、4月に案内が来ますので、今から楽しみです。

 これらの活動について、東京ケーブルネットワーク(TCN)様の取材を受けました。TCNは文京区、荒川区、千代田区をサービスエリアとするケーブルテレビで、オリジナル番組として「Let’s! SDGs!!」を制作、放送しています。今回、文京区内でSDGs活動をしている学校として、とりあげていただきました。

 以下から視聴できますので、是非ご覧ください。2分13秒より、KSPが紹介されています。

フードドライブ実施

 令和4年7月下旬、フードドライブを行いました。

 恒例となりつつありますが、京華女子では期末考査期間中に未利用食品を集め、文京区役所に寄付をするというフードドライブを毎年行っています。尾をひいているコロナ禍の生活不安に加えて、ウクライナ問題や物流コストなどによる物価高騰など、生活環境は悪くなっています。本当は毎月のように実施したいのですが、各家庭に眠っている未利用食品にも限りがあるため、学期に一回としています。

 今回は、およそ100点の未利用食品が集まりました。過去にない規模といってもいいでしょう。毎回のように寄付してくださるご家庭があれば、保護者会の時に持って来てくれる方々もいらっしゃり、フードドライブが根付いているように感じられます。さらに今回は、卒業生からも未利用食品の寄付があり、「卒業しても皆の役に立ちたい」という熱い気持ちに心をうたれました。

 一日では持っていくことができず、文京区役所には二日に分けて持ち込みました。日の照る中、破けそうになった紙袋をかかえていくことは大変でしたが、その分だけ、多くの人の助けとなることを実感しました。

 次回は、二学期末に行う予定です。

SDGsカードゲーム開催

 令和4年6月18日、SDGsを学ぶためにカードゲームを行いました。二年前と同じく、プロコーチの赤塚丈彦先生をファシリーターとしてお迎えし、仮想世界での行動を体験しました。

 今回は、京華商業高校とのコラボレーションとなりました。京華女子、京華商業あわせて、34名もの生徒が集まり、定員ギリギリの開催でした。今まで以上に活気のあるものとなり、生徒は自分の行動一つ一つが、世界に影響を与えていくのだということを実感しました。また、京華商業との開催により、価値観の違う、あるいは、つきあいのない国や地域が手を取り合って問題解決することの難しさも同時に体験しました。以下、生徒の感想を紹介します。

「今回のカードゲームを通して何か一つを成すということは他を切り捨てなければいけないということや自分の利益ばかり主張していては全体の目的にはつながらないということに気付きました。未来世代に負担させないためにも私たち現在世代が互いに尊重してこのプロジェクトに取り込まないといけないと思いました」

「自分の利益だけを考えるのではなく、周りと協力する事で社会や環境、経済をバランスよく保つ事ができるという仕組みが今後社会に出た時に役に立つのではないかと感じました」

「自分達の一時的な目標に達成した時にまだ達成できていない所や人が居ればその人たちのサポートができる人、自分だけを考えるのではなく、周りをみて行動できる人になりたいなと思いました」