KSP活動報告

KSPの活動をご覧ください。

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フードドライブ報告(一学期)

 7月28日(水)に、学校で回収した未利用食品を文京区役所に持って行くという、フードドライブ[家庭で余っている食べ物を学校や職場などに持ち寄り、それらをまとめて地域の福祉団体や施設、フードバンクなどに寄付する活動(セカンドハーベスト・ジャパンH.P.より)]を行いました。

 さすがに四回目ともなると、自宅に眠っている未利用食品が少なくなってくのか、今回はいつもよりおとなしめの量でした。

 ですが、フードドライブをきっかけに、支援が必要な人がいるということや、食品ロスの問題があることを、生徒一人ひとりが認識していくことが何より重要だと思います。

 文京区の寄贈先であり、フードドライブを行っているNPO法人セカンドハーベスト・ジャパンの方は、「コロナ禍によって明らかに食料をもらいに来る人が増えた」ということをおっしゃっていました。セカンドハーベスト・ジャパンには食料品製造会社や小売店からも寄付があるとのことですが、それだけでは同じような食品、同じ栄養価のものに偏ってしまうという問題もあります。そのため、少しの食料品であっても、フードドライブを行うことが必要と考えています。

 長期休暇の前にはフードドライブを行いますので、ご協力お願いいたします。

西原さつきさん講演会

 7月14日(水)、トランスジェンダーの西原さつきさんにLGBTQについて講演いただきました。

 西原さつきさんは俳優でありつつも、自分らしい生き方を手伝う「乙女塾 Project」の代表であり、NHKドラマ「女子的生活」ではトランスジェンダーの演技指導、アカデミー賞受賞作である「ミッドナイト・スワン」では脚本監修を務めるなど、多彩な活躍をされている方です。

 休み中にもかかわらず、約40名の生徒が集まり、熱心に西原さんの話を聞いていました。

 ご講演の後は、事前に集めた生徒の質問に丁寧に答えてくださり、何となくの理解ですませていたことや、実際にLGBTQの方と接したときにどう行動すればいいかということについて、しっかり理解することができました。

 質疑応答終了後も、残って西原さんに質問する生徒もおり、大好評のうちに終了しました。

コロナ禍にも負けずSDGs

 「京華女子でSDGsを学ぶ!!」という目的のために結成されたKSPも、今年で三年目を迎えました。

 体験を重視したプログラムを生徒に提供するため、コロナ禍のあおりを受け、昨年度は回数が多くはありませんでした。しかし、今年度はすでに三つのプログラムを実施しています。

 一つ目は、プラスチックの資源循環について、キリンビバレッジ株式会社の方に講演いただいたセミナーです。他校生徒約100名とともに、京華女子からも中高合わせて20人弱参加しました。オンラインの開催でしたが、活発な議論をすることができました。

 二つ目は、持続可能な社会の中で、どのように生きていくべきかを問うた講演会の開催です。講師には、一般社団法人ディレクトフォースから、一流企業の元役員の方々をお招きしました。トライアルの講演会ということで、講演が主でしたが、今後は講師の方と参加者でテーマについて議論を深めていく予定です。

 最後は、コンタクトレンズのプラスチックゴミ回収です。キリンビバレッジの資源回収のセミナーを受けて、何か行動を起こしたいという思いが生徒にあり、それを形にしたものです。中高全教室にコンタクトレンズの空きケース回収容器を設置し、職員室、保健室でも回収可能としています。校内には生徒が作成したチラシを掲示し、SDGsの機運も高めています。

 まだまだ多くのプログラムを予定していますので、「SDGsを体験して学びたい」という方は、是非KSPに参加してください。いつでもお待ちしています。

かのや100チャレ敢闘賞受賞!

 KSPのメインプログラムともいえるかのや100チャレですが、2020年度敢闘賞を受賞しました。

 今年度は「かのや100チャレをやりたい」という生徒が昨年度以上に増え、様々な学年から約20名の生徒が立候補しました。ですが、学校としてアイデアを出せるのは一つ。そのため、事務局にアイデアを提出する前に学内選考を行うことにしました。

 中一のグループや高一のグループ、高二のグループといくつものグループが結成され、夏休みの準備期間をとって、発表会を行い、点数をつけて選考しました。その結果、驚くべきことに中一のグループが代表となりました。その他のグループの良い点を参考にしながら、さらにブラッシュアップをし、学校代表としてアイデアを提出しました。

 次回はさらにいい賞をとり、鹿屋市のために少しでも後見できるようにがんばります。

 

 

カードゲームで学ぶSDGs

 新型コロナウイルス感染防止のため、満足のいく活動ができない状況が続きます。ですが、必要最低限のことは行おうと思い、SDGsを基本から学べるカードゲームを行いました。

 今回はファシリテーターにプロコーチである赤塚丈彦先生をお迎えして行いました。コーチングの技法も使いながらのカードゲームは大変分かりやすく、生徒もコロナの鬱屈した気分を吹き払うように楽しく学ぶことができました。

 イマココラボのカードゲームは、空間を一つの仮想世界と見立てることに特徴があります。生徒は定められたゴールに向うために、カードに書かれた行動の選択を迫られます。そして、一つ一つの行動が、「経済」「環境」「社会」に影響を与えることを体験します。参加した生徒は、口をそろえ、「SDGsはよくわからなかったけれど、自分の行動が世界に結びついていることが実感できた」と言います。

 ゲームの後は、心理学を学びたい生徒の質問にも赤塚先生は答えてくださり、有意義な時間となりました。