持続可能な教育を!!

 KSPは 6月から公益財団法人CIESF(シーセフ)の活動をお手伝いしています。その中で、教育が何よりも大事だと学び、募金による支援を行うことを決めました。

 子ども達が教育を受ければ、未来の地球のことを考えるようになります。そして、成長した子ども達がリーダーになれば、さまざまなことに可能性が広がります。

 例えば、医師になって地域の医療に貢献したり、教師になって質の高い教育を広めたり、政治家になって紛争や戦争をなくす行動をしたり。未来のスティーブ・ジョブズも出るかもしれません。それらはすべて、教育を受けるところから始まります。

 ですが、カンボジアのように、教育を行う余裕がない国は多くあります。すべての国に手を差し伸べることは残念ながらできません。そこで、シーセフが行っているカンボジア教育支援と歩調を合わせ、カンボジアへの支援を行いたいと考えています。皆さんからの寄付により、例えば
 ・10円で1本のペンを届ける
 ・12,000円で子ども達に20冊の絵本を届ける
 ・36,000円で園庭に固定遊具を置くことができる
 ・60,000円でICT教育に必要な通信費を届ける
ことができます。集まったお金は、シーセフを通じてカンボジアを助ける原資となります。

 募金活動は、10月26~28日の8:00~8:20、正面玄関にて行います。学校関係者の方は是非ご協力をお願いいたします。

かのや100チャレ 本選出場決定!!

 令和3年8月29(日)に行われた第8回かのや100チャレ一次予選会にて、KSPの生徒が本選出場を果たしました! 鹿屋市に赴き、直接アイデアをアピールできるという、地域活性を志す上でまたとない機会を得ることができました。

 今年のかのや100チャレは、過去最多となる16校、42チーム、162名が参加し、鹿屋市から提示されたテーマについて、アイデアを競いました。京華女子からは10チーム、43名が出場しました。
 例年になくタイトなスケジュールで、7月中にエントリーを終え、8月19日が発表原稿提出の締切日でした。それぞれバスケットボールやバレーボールなどの部活動を行っていたため、練習や試合の合間を縫って、自分たちのアイデアを出し、まとめるという、多忙を極める中での活動でした。それもこれも、「将来経済を学びたい」「地域の発展に貢献したい」という、自分の進路や興味関心とかのや100チャレが合致したからこそと思います。

 予選通過チームは「自分たちの修学旅行をプロデュース!~afterコロナ/withコロナ時代の観光と旅行~」について発表しました。自分たちが楽しいと思える修学旅行とはどのようなものかということを基本にして、地域貢献と修学旅行の結びつきを考え、また、枠組みとらわれない自由な発想で「何ができるか」を常に問い続けていました。それが他のグループにはない独創的なアイデアとして結実し、評価されたのだと思います。

 本選出場は11月6日(土)。最優秀賞を目指してがんばります。

フードドライブ報告(一学期)

 7月28日(水)に、学校で回収した未利用食品を文京区役所に持って行くという、フードドライブ[家庭で余っている食べ物を学校や職場などに持ち寄り、それらをまとめて地域の福祉団体や施設、フードバンクなどに寄付する活動(セカンドハーベスト・ジャパンH.P.より)]を行いました。

 さすがに四回目ともなると、自宅に眠っている未利用食品が少なくなってくのか、今回はいつもよりおとなしめの量でした。

 ですが、フードドライブをきっかけに、支援が必要な人がいるということや、食品ロスの問題があることを、生徒一人ひとりが認識していくことが何より重要だと思います。

 文京区の寄贈先であり、フードドライブを行っているNPO法人セカンドハーベスト・ジャパンの方は、「コロナ禍によって明らかに食料をもらいに来る人が増えた」ということをおっしゃっていました。セカンドハーベスト・ジャパンには食料品製造会社や小売店からも寄付があるとのことですが、それだけでは同じような食品、同じ栄養価のものに偏ってしまうという問題もあります。そのため、少しの食料品であっても、フードドライブを行うことが必要と考えています。

 長期休暇の前にはフードドライブを行いますので、ご協力お願いいたします。

西原さつきさん講演会

 7月14日(水)、トランスジェンダーの西原さつきさんにLGBTQについて講演いただきました。

 西原さつきさんは俳優でありつつも、自分らしい生き方を手伝う「乙女塾 Project」の代表であり、NHKドラマ「女子的生活」ではトランスジェンダーの演技指導、アカデミー賞受賞作である「ミッドナイト・スワン」では脚本監修を務めるなど、多彩な活躍をされている方です。

 休み中にもかかわらず、約40名の生徒が集まり、熱心に西原さんの話を聞いていました。

 ご講演の後は、事前に集めた生徒の質問に丁寧に答えてくださり、何となくの理解ですませていたことや、実際にLGBTQの方と接したときにどう行動すればいいかということについて、しっかり理解することができました。

 質疑応答終了後も、残って西原さんに質問する生徒もおり、大好評のうちに終了しました。

コロナ禍にも負けずSDGs

 「京華女子でSDGsを学ぶ!!」という目的のために結成されたKSPも、今年で三年目を迎えました。

 体験を重視したプログラムを生徒に提供するため、コロナ禍のあおりを受け、昨年度は回数が多くはありませんでした。しかし、今年度はすでに三つのプログラムを実施しています。

 一つ目は、プラスチックの資源循環について、キリンビバレッジ株式会社の方に講演いただいたセミナーです。他校生徒約100名とともに、京華女子からも中高合わせて20人弱参加しました。オンラインの開催でしたが、活発な議論をすることができました。

 二つ目は、持続可能な社会の中で、どのように生きていくべきかを問うた講演会の開催です。講師には、一般社団法人ディレクトフォースから、一流企業の元役員の方々をお招きしました。トライアルの講演会ということで、講演が主でしたが、今後は講師の方と参加者でテーマについて議論を深めていく予定です。

 最後は、コンタクトレンズのプラスチックゴミ回収です。キリンビバレッジの資源回収のセミナーを受けて、何か行動を起こしたいという思いが生徒にあり、それを形にしたものです。中高全教室にコンタクトレンズの空きケース回収容器を設置し、職員室、保健室でも回収可能としています。校内には生徒が作成したチラシを掲示し、SDGsの機運も高めています。

 まだまだ多くのプログラムを予定していますので、「SDGsを体験して学びたい」という方は、是非KSPに参加してください。いつでもお待ちしています。

かのや100チャレ敢闘賞受賞!

 KSPのメインプログラムともいえるかのや100チャレですが、2020年度敢闘賞を受賞しました。

 今年度は「かのや100チャレをやりたい」という生徒が昨年度以上に増え、様々な学年から約20名の生徒が立候補しました。ですが、学校としてアイデアを出せるのは一つ。そのため、事務局にアイデアを提出する前に学内選考を行うことにしました。

 中一のグループや高一のグループ、高二のグループといくつものグループが結成され、夏休みの準備期間をとって、発表会を行い、点数をつけて選考しました。その結果、驚くべきことに中一のグループが代表となりました。その他のグループの良い点を参考にしながら、さらにブラッシュアップをし、学校代表としてアイデアを提出しました。

 次回はさらにいい賞をとり、鹿屋市のために少しでも後見できるようにがんばります。

 

 

カードゲームで学ぶSDGs

 新型コロナウイルス感染防止のため、満足のいく活動ができない状況が続きます。ですが、必要最低限のことは行おうと思い、SDGsを基本から学べるカードゲームを行いました。

 今回はファシリテーターにプロコーチである赤塚丈彦先生をお迎えして行いました。コーチングの技法も使いながらのカードゲームは大変分かりやすく、生徒もコロナの鬱屈した気分を吹き払うように楽しく学ぶことができました。

 イマココラボのカードゲームは、空間を一つの仮想世界と見立てることに特徴があります。生徒は定められたゴールに向うために、カードに書かれた行動の選択を迫られます。そして、一つ一つの行動が、「経済」「環境」「社会」に影響を与えることを体験します。参加した生徒は、口をそろえ、「SDGsはよくわからなかったけれど、自分の行動が世界に結びついていることが実感できた」と言います。

 ゲームの後は、心理学を学びたい生徒の質問にも赤塚先生は答えてくださり、有意義な時間となりました。

初めてのフードドライブ

 KSPはフードドライブの活動を行っています。

 フードドライブとは、「家庭で余っている食べ物を学校や職場などに持ち寄りそれらをまとめて地域の福祉団体や施設、フードバンクなどに寄付する活動」(セカンドハーベスト・ジャパンのH.P.より)のことです。

 昨年度に食品ロスを授業で扱ったとき、「余った食料品を有効に使いたい!」という意見が生徒からたくさん出ました。また、「コロナ禍で困窮している世帯に助けとなるようなことをしたい」という意見も、生徒から多く出ています。これらの生徒の思いを形にするため、フードドライブを企画しました。余った食料品を文京区役所を通じて、NPO法人セカンドハーベスト・ジャパンに寄付いたします。

 時間をかけて行うよりも早急に実施した方がいいだろうということで、7月の三日間で、食料品を集めました。短い期間でしたがおかげさまで、78点の食料品が集まりました。

 そして8月7日(金)、フードドライブを実施し、学習会のあと、食料品を持参しました。

 学習会ではNPO法人セカンドハーベスト・ジャパンの方に講演いただき、フードドライブの意義や私たちが集めた食料品がどのように配布されるかを話していただきました。

 セカンドハーベスト・ジャパンの活動内容はもちろん、コロナ禍で食料品を必要としている方が4倍にもなったということや、食料品提供拠点であるフードパントリーがアメリカに比べて圧倒的に少ないことなど、現在の状況やの問題点など、多くのも学びました。

 その後、集まった食料品を手分けして、文京区役所リサイクル清掃課に持っていきました。お忙しい中快く対応していただき、賞味期限をチェックの上、受け付けていただきました。 約80点の食料品は、セカンドハーベスト・ジャパンを通して、必要とされる世帯に提供されます。次回実施の際も、ご協力の程よろしくお願いいたします。

ピア・サポーター修了

 2月16日、ピア・サポーター養成上級講座を受けてきました。基礎編から初めて、初級、中級、上級とすべての講座を受けた生徒は5名です。心理学を学びたいという生徒もいれば、人間関係を学びたいという生徒もいました。

 ピア・サポーターの「ピア」とは、「仲間・同じような立場の人」といった意味で、「サポート」は「支えあう・助け合う」という意味です。学校にあるさまざまな問題を解決するには、生徒同士で話し合い、支えあっていくことでうまくいくことがたくさんあります。特に人間関係や個人的な悩みなどを友達に相談す
ることが多いというアンケートの結果もあります。
 ピア・サポーターとは生徒同士の話し合いや支えあいをより良いものにしていくトレーニングを受けてサポート活動をする人のことです。この講座はすべて、日本ピア・サポート学会認定のプログラムによって行われていましたので、生徒は資格申請に進むことができます。

 気を張らずに自然と、生徒が生徒を助け支えることは理想の一つです。講座を修了した生徒たちは、よりよい学校生活を送る上で欠かせない存在となるでしょう。

キャリア・メンタリング

 今回のプログラムは、「社会人の方とお話しして、自分の将来について考えよう!!」というものです。

 この企画は、公益社団法人ジュニア・アチーブメント日本が主催する「JA Quick Mentoring」というプログラムに参加をするという形をとっています。ANAインターコンチネンタルホテル東京など超一流ホテルを展開する「IHG・ANA・ホテルズグループジャパン」の社員の方々にも協力していただきました。

 赤坂のインターコンチネンタルホテルの雰囲気に圧倒され、はじめは緊張していた生徒たちでしたが、おいしい茶菓子や社員の方々のリードで、徐々に和んでいきました。

 ホテルでの懇親の後は本社に移動して、生徒と社員がペアになって、色々な社員の方と、大学のこと就職のこと将来のこと、様々なことを意見交換しました。

 生徒たちは、多くのことを学び、発見し、将来についての考えを深めた様子でした。